糖尿病の治療薬にはどんなものがあるの?副作用は?

      2016/06/23


糖尿病の治療の難しさは、痛みやつらさがない状態でも食事制限や運動を継続しないといけないことです。
最初は検査で血糖値やHbA1cの数値を見て、治療しないと!という気持ちになるのですが、何ヶ月もがんばってもなかなか改善されないとモチベーションが下がってしまいます。
そして食事制限や運動をサボってしまっても、すぐには問題が起こらないので、気がついた時には悪化してしまうパターンがほとんどです。

そんな厄介な糖尿病ですが、薬で治療することはできないのでしょうか。

糖尿病の治療薬と副作用について

糖尿病にももちろん薬はあるにはあります。
ただし基本的には食事療法や運動療法では改善されない場合の補助のようなものになり、薬を飲めば糖尿病が治るというものではありません。
ここでは具体的にどのような治療薬があるのか、そしてそれらの副作用について説明します。

スルホニル尿素薬(SU)薬

膵臓を刺激してインスリンの分泌量の減少を改善するための薬。

血糖を下げる効果は絶大ですが、副作用として血糖が低下しすぎて低血糖になってしまう危険性があります。

そして空腹を感じやすくなるため食事療法が辛くなりやすいことと、インスリンによる脂肪合成が高まることから体重の増加が起こる場合があります。

速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)

スルホニル尿素薬(SU)薬と同じく、膵臓を刺激してインスリンの分泌量を増やします。

スルホニル尿素薬(SU)薬は一日を通して全体的に血糖値を下げますが、速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)は服用してから30分程で作用が始まり、2~3時間で効果がなくなります。

食後の血糖値だけを抑えるだけなので、糖尿病の症状が軽めの人向けです。

α-グルコシダーゼ阻害薬

糖の吸収を抑える薬。

α-グルコシダーゼは小腸で働く酵素で二糖類を単糖類に分解する働きがあります。
それを阻害することで炭水化物をたくさん食べても吸収されにくくすることで、高血糖を防ぐのです。

速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)と併用することが多く、食前に服用します。

副作用は腸内にガスがたまり、おならがよく出るようになったり下痢をすることがあります。

チアゾリジン薬(インスリン抵抗性改善薬)

インスリンの効きをよくする薬。

スルホニル尿素薬(SU)薬や速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)は膵臓を刺激して、インスリンの分泌量を多くする薬ですが、チアゾリジン薬(インスリン抵抗性改善薬)はインスリンの量を増やすわけではありません。

肥満やいわゆるメタボの問題は血中アディポネクチンの欠乏によって、肝臓や筋肉で糖を取り込んだり脂肪酸の燃焼する力が弱まることにあります。

チアゾリジン薬(インスリン抵抗性改善薬)はアディポネクチンを増やして、インスリンの働きをよくすることで、エネルギー代謝を高めるのです。

インスリンの量を増やすわけではないので、低血糖になる危険性はないのですが、他の副作用の問題があります。

むくみ、体重の増加の可能性が高く、食事療法と運動療法をできるだけしっかりとする必要があること、心臓に負担がかかる場合があること、肝臓障害が起こる可能性があること、膀胱がんが増える可能性があること、骨粗しょう症のリスクが高まることです。

効果としては非常に理想的な薬なのですが、副作用の心配があるため使用には細心の注意を払う必要があります。

ビグアナイド薬(BG薬)

肝臓が新しくブドウ糖を作る働きを抑える薬。

他にもインスリンの働きを良くしたり、ブドウ糖の吸収を抑える働きもあります。
それから副作用とも言えるのですが、食欲不振になりますので食べ過ぎの問題がある人にも効果的です。

ただし下痢、嘔吐、倦怠感、そしてごくまれではありますが乳酸アシドーシスという意識障害を起こす重大な副作用がありますので、気軽にダイエットのために飲むような薬ではありません。

DPP-4阻害薬

インクレチン(GLP-1)を分解するDPP-4の働きを弱める薬。

食後に十二指腸や小腸から分泌されるインクレチンというホルモンがあり、インクレチンの中でもGLP-1と呼ばれるホルモンはインスリンを増やして、グルカゴンを減らす作用があります。

インスリンは血糖値を下げ、グルカゴンは血糖値を上げるホルモンですので、糖尿病患者にとってGLP-1は非常に大切なホルモンなのです。

しかしGLP-1はDPP-4という酵素ですぐに分解されてしまうため、そのDPP-4の働きを弱めることでGLP-1にしっかり働いてもらおうとするのがDPP-4阻害薬になります。

このDPP-4阻害薬は欧米人患者と比べて日本人患者の方が2倍ほどの効果があることと、副作用の少なさから近年処方されることが多くなっています。

しかし避けられない副作用としては、吐き気や下痢を引き起こす可能性があります。

GLP-1受容体作動薬

インクレチンの中のGLP-1と同じ働きがあり、DPP-4に分解されにくい注射薬。

血糖値が高いときにだけインスリンの分泌を促すのが特徴です。

DPP-4阻害薬は自分の身体が作るGLP-1を分解されないようにすることと、飲み薬であることが大きな違いで、GLP-1に着目している点は同じです。

副作用としては胃腸障害と急性すい炎の可能性があります。

DPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬は新しい薬のためこれから更に効果が研究されていくでしょう。

SGLT2阻害薬

腎臓で糖を再吸収しにくくして、糖を尿として排出しやすくする薬。

SGLT(sodium glucose (co)transporter)とはブドウ糖やナトリウムを細胞内に取り込む働きをするタンパク質で、様々な種類があります。

その中でもSGLT2というのは腎臓の近位尿細管というところに存在し、その近位尿細管は必要なものを体内に取り込み、不要なものを尿として排出する機能をもっています。

そこでSGLT2の働きを弱め、糖を体内に取り込ませず、尿として体外に出してしまおうとするのがSGLT2阻害薬です。

インスリンを多く出す薬ではないので、低血糖の危険性がないことと、体重減少効果があること、血圧を低下させる効果やコレステロールなどの脂質の改善にも効果があることがわかっています。

副作用としては糖を尿から排出するため、尿路感染症や性器感染症の危険性があります。

インスリン注射

糖尿病の中でも1型糖尿病の場合は、インスリンを直接注射するしかありません。

2型糖尿病でインスリン注射をする場合もありますが、長年インスリン分泌促進薬を服用している場合に膵臓を休ませるために使ったり、厳密な血糖コントロールが必要なときだけです。

インスリン注射だけではなく、2型糖尿病の場合は副作用の問題を避けるために、できるかぎり治療薬に頼らず食事療法や運動療法で治療することが重要になります。

糖尿病とケイ素の関係は?

糖尿病治療の中でも水溶性ケイ素を使った治療法が最近注目されています。

水溶性ケイ素には様々な作用が報告されていますが、糖尿病の改善としてはミトコンドリアを活性化させ、糖質をエネルギーに変える力を高めることによって、血糖値を下げる作用があります。

水溶性ケイ素は安全なサプリメントとして認められているため、副作用が心配な治療薬とは違い、食事療法の一つとして考えられます。

またケイ素は年齢を重ねるごとに減少していくものですので、年を取るにつれてより求められる栄養素でもあります。
野菜からケイ素を自然に体に取り入れられればいいのですが、実際の生活で必要量を摂取する事は難しいため、サプリメントで継続的にケイ素を摂取することがオススメです。

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