美容整形で精神病が治せるのか。心が病んでいる人が整形をするのか。

   


「美容整形で精神病が治る」という話を聞いたことがありますか?

身体醜形障害または醜形恐怖症といって、他人から見たら特別醜い容姿ではなくても、異常なほど自分の容姿が気になって1日に何度も鏡を見たり、他人に自分の姿を見られることを恐れたり、写真やビデオで撮影されることを極端に嫌うのが特徴の病気があります。

その身体醜形障害になった人は美容整形を受けることが多く、手術を受けると症状が緩和されることがあるので、「美容整形で精神病が治る」という話が出て来るのでしょう。

しかし本当に精神に問題がある可能性がある場合は、安易に自分で判断して美容整形を受ければ治ると考えるのは危険です。
確かに実際によくなるケースも多いのですが、整形をしても結果に満足できず悪化したり、他の部位が気になり続けたりする可能性もありますので、まずは専門家に相談をして冷静に自分を客観視出来るようになることが先決です。

美容整形を受ける人は精神を病んでいるのか

精神の病気の人が美容整形を受けるのではなく、「美容整形を受けたがる人は何か精神を病んでいる」といった意見(というか心無い陰口)もあります。

女性は誰しも多かれ少なかれ自分の外見に悩みはあるもので、それを精神病だと言うのはめちゃくちゃな暴論です。

本当に治療が必要な病気の場合は、1日中自分の外見のことが気になってしまったり、何時間も鏡を見たり、人の目が気になりすぎて日常生活に支障をきたすようになります。

もっとキレイなりたくて美容整形のことを考えるというのは自然なことですので、自分はおかしいのか、と心配する必要はありません。

美容整形を受けることに罪悪感を感じるという悩み

もっとキレイにはなりたいけど、美容整形を受けることに対して異常に罪悪感を感じてしまって整形を受けられないという人がいます。

美容整形は病気や怪我でもないのに身体にメスを入れるということや、親からもらった身体を否定することになるから申し訳ないと考えてしまうんですね。

他にも、自分が女性として魅力がないのを外見のせいにしているだけで、本当はもっと気配りが出来るようになったり、美的センスを磨いたり、努力しないといけないんじゃないか、という「整形に逃げちゃダメだ」という悩みのパターンもあります。

これらについてはどう考えればいいのでしょうか。

本当に整形が必要かどうかは他人は教えてくれない

友人や知人に「私の顔って整形したほうがいいと思う?」と聞いてみてください。
99%の人が「えー。かわいいんだから全然整形なんかしなくっていいよ。」と言ってくれるでしょう。

もし本当は整形をした方がいいと思っていても、そんなこと言えるわけがありません。

質問を変えて「私一重まぶたがコンプレックスで、二重まぶた整形するんだけど、軽蔑する?」と聞いてみましょう。
99%の人が「軽蔑なんてしないよ。」と言ってくれるでしょう。

つまり、他人にとってはどっちでもいいのです。
他人があなたの容姿について、あなた以上に真剣に考えてくれることなどありえません。
親や恋人であってもそれは同じです。

自分を客観視してみよう

自分にとって本当に整形が必要かどうかは、徹底的に自分を客観視して、自分で答えを出すしかありません。

キレイな人と自分とをいくら比較しても、それは客観視することにはなりません。
どんどん劣等感を感じるだけで、場合によってはそれこそ身体醜形障害になってしまう恐れがあります。

外見のことだけを考えた場合、100%満足ということはないので、絶対にどこかは整形した方がいいという結論になってしまいます。

自分を客観視するというのは外見のことだけを考えるのではなく、

「何のために整形をするのか(ex.彼氏が欲しい。婚活前の自分磨き。就職活動でいい印象を与えたい。長年のコンプレックス解消など)」
「他の方法でその目的に到達する方法はないのか。」
「他の方法と比べて金銭的にメリットはあるのか。手間を大幅に省けるのか。」
「メリット・デメリットを比較してメリットが多いと言えるのか。」

といったことを考えるのです。

つまり「自分の目的をはっきりさせる」と整形というのは単なる一つの選択肢にすぎないので、必要であればすればいいし、必要でなければしなければいいと冷静に判断することが出来るようになります。

自分の目的をハッキリさせるのは実は意外と難しい

2016年の「第 15 回出生動向基本調査」の独身者調査の結果が大きなニュースになりました。

独身者調査
・ いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は、男性 85.7%(前回 86.3%)、女性 89.3%(同
89.4%)で、依然として高い水準にある。
・ 異性の交際相手をもたない未婚者は引き続き増加し、男性 69.8%(前回 61.4%)、女性
59.1%(同 49.5%)となった。

この結果から簡単に決めつけることは出来ないのですが、「パートナーは欲しいけど、自己否定が強くて行動に移せない人が多くなっている」という側面と「そもそもパートナーを必要としていない人が多くなっている」という側面が読み取れます。

男性の場合は経済的な面やインターネットの普及が原因などと大雑把に分析されがちですが、女性の心理は非常に複雑でおそらくなかなかみんなが納得できる切り口はないのではないでしょうか。

よく言われるのは「女性のオシャレは異性のためではない」というもので、男性にとって全く興味がないネイルアートにこだわる女性心理が例にあげられたりしますよね。

女性にとって美を追求することは、一つの自己承認欲求です。
現代はその女性の環境によって、仕事やキャリアが自己承認欲求を満たす対象として大きくなっていたり、一芸を極めることに人生を捧げたりすることもあります。
異性から求められることも、家庭や子供を守ることも、いろいろある選択肢の一つにすぎないのです。

他人や社会に決めつけられることなく、自分の存在価値を自分で作り上げることが自由に出来るようになった反面、何が本当の自分の目的なのかわかりにくくなっていることも事実でしょう。

精神が病んでしまう原因の一つがここにあります。

決められたルールに縛られている場合は、そのルール自体は不本意でも不満をルールのせいにすることが出来ました。
しかし今は人のせいにすることが出来ないことが多いのです。

どんな仕事を選ぶのか、どんなファッションをするのか、何にお金を使うのか、誰と人間関係を築くのか、すべて自分で決めることが出来るとも言えますし、決めなければいけないとも言えます。

そのときに自分が本当に「これがしたい」「こうなりたい」「これが欲しい」ということがハッキリしていなければ、選択肢を選ぶたびに相当な労力が必要で、自由なはずの人生を生きていくのがとても大変ですよね。

もし美容整形について悩んでいる人がいれば、それは美容整形について悩んでいるのではなく、「自分にとって本当に必要なことは何なのか」で悩んでいるのです。

この悩みは今後の長い人生にとってすごくいいチャンスです。

精神病の治療として整形をする人にとっては整形が一つのゴールになるかもしれませんが、それ以外の場合、整形はゴールではありません。

必ず「目的に近づくための整形」であるはずです。

なんのために整形をするのか、それぞれ自分にとっての本当のゴールを考えてみてください。

二重にするなら<湘南美容クリニック>

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