筋肉痛なのに運動?知られざるアクティブレストの効果
2016/11/21
激しい運動や筋トレをすると、決まって次の日は筋肉痛になります。
その運動の激しさにもよりますが、長い時は一週間近くまで筋肉痛が長引くこともありかなり辛いです。
筋トレなどの通常の流れは「筋トレ→休養→超回復→また筋トレ」が一般的ですが、超回復の時期は休養するのが当たり前だと思ってませんか?
アクティブレストは「積極的休養」ともいわれており、通常休養する期間に適度な運動をすることで、血流を促し疲労回復をはかる方法です。
目次
アクティブレストのメリットは?
血行促進
筋肉痛については実はまだわからない部分がたくさんありますが、一説には疲労の原因は疲労物質の一因ともいわれている「乳酸」が体内に溜まるからといわれています。
アクティブレストで血行を促進することによって、この乳酸を体外で押し出してくれるのです。
筋肉の緊張感を和らげる
身体が疲労している状態だと、身体が無意識のうちにストレスを感じています。
このストレスに対抗するため交感神経が優位になり、身体が常に緊張状態にあります。
するとたくさん寝てもぐっすり眠れなかったりするので、うまく疲れが取れず余計に疲れてしまう、などの悪循環に陥ってしまいます。
身体を適度に動かすことで血流が促進されて、筋肉がリラックス状態になるので、その日はぐっすり眠ることができるのです。
アクティブレストではどんな運動をすればいいの?
アクティブレストの狙いは血流を促すことにあります。
ですので過度な運動は、筋肉痛を悪化させるだけでなく、せっかく回復しようとしている筋肉を回復前に壊してしまうので、以前より筋力が弱くなってしまうおそれすらあるのです。
近所を30分ほど散歩する
一番簡単なのは近所をブラブラと散歩するというものです。
ランニングなどももちろんオススメなのですが、やはりランニングになると準備したり気合を入れたりと億劫になりがちですが、近所を散歩するだけなら今この瞬間に出発することができます。
また散歩をする時のコツなのですが、なるべく手を振って歩くようにしましょう。
なるべく全身を使って歩くことによって、足だけでなく全身の血流を促すことができます。
ぬるめのお湯に10分ほど浸かる
やはり疲れを取るのに効果的なのは入浴です。
一人暮らしなどをしていると、普段シャワーしか浴びないという人も多いですが、ゆっくり湯船に浸かることで疲労回復の度合いはおおいに変わってきます。
・温かいお湯で血流が良くなる
・お湯の浮力によって筋肉がほぐれる
・水圧によるマッサージ効果
など、疲労回復効果も高いのでぜひオススメです。
ちなみに温度は自分の体温より少し温かい38℃くらいがよいです。あまり熱すぎると逆に疲労が溜まってしまうので「自分の体温より少し温かい」がポイントです。
ヨガやストレッチ
ヨガやストレッチもアクティブレストにはぴったりです。
筋肉を適度に伸ばすことによって、凝り固まった筋肉がほぐされ血流も良くなります。
こちらもあまり過度にやり過ぎると逆に疲れてしまうので「痛気持ちいい」くらいに伸ばすのがポイントです。
湯船に浸かって身体を温めてからストレッチをするなどの組み合わせは特にオススメです。
アクティブレストを取り入れて積極的な休養をしてみよう
「平日仕事して土日は寝てるだけ。なのに月曜日に疲れが取れていない気がする。」
という方も多いのではないのでしょうか。
そういった方は積極的にアクティブレストを取り入れることをオススメします。
またスポーツなどをしている方は、パーソナルトレーニングジムなどで専門のトレーナーが疲労を回復させたり、試合前などに試合で力を最大限に発揮できるよう調整する為の、あなた専用に作られたオリジナルメニューなどもオススメです。
