関節リウマチと悪性関節リウマチは何が違うの?
関節リウマチとは体内の免疫細胞が手足の関節を侵すことで、関節痛や関節の変形を引き起こしたりする病気です。
膠原病(こうげんびょう)の代表的な病気の一つとされる炎症性の自己免疫疾患でもあります。
関節の炎症は関節の中の滑膜(かつまく)と呼ばれる、関節をスムーズに動かす役割を果たす部分に炎症が発生します。
朝起きてから手を握ったりする行動が難しくなったり、朝食の準備など日常的な動作をすることが難しくなるなど、生活に支障をきたすので非常に危険です。
悪性関節リウマチとは?
悪性関節リウマチとは既存の関節リウマチに加え、関節だけではなく内臓など関節外の部位にまで病変をきたすようになります。
悪性関節リウマチは関節リウマチよりも病状が悪化している状態で難治性とされる病気です。
特に悪性関節リウマチによって間質性肺炎にかかった場合には、死に至る危険性もありますので早急に治療が必要になります。
悪性関節リウマチの原因は関節リウマチと同様で不明です。
悪性関節リウマチ患者の家族内発症は12%で遺伝性も疑われていますが、遺伝性疾患といえるほどの強い遺伝性ではありません。
悪性関節リウマチの治療法については、薬物療法のほかに患者自身が病気と向き合い、適度な運動を行うなどの基礎療法を行うことで寛解することも可能です。
まずは関節外病変の制御が第一となります。
関節の変形や身体機能の低下を食い止めるために薬物療法をはじめ様々な治療法を用います。
またその治療方法については患者の病態によってさまざまで、水溶性ケイ素で症状が和らいだという人も多いようです。