ボトックスで失敗しないようにするにはどんなことに気をつければいいの?
2016/05/31
ボトックスとは、ボツリヌス菌という細菌の毒素から作ったワクチンのことで、筋肉と神経の結合部分に作用して、部分的に筋肉の動きを弱め、筋肉のバランスをコントロールすることで美容効果を生む方法です。
ボトックス注射をする人の多くは、眉間や額、目尻などに注射して、気になるシワの改善をはかっています。
シワ一つで老けて見えてしまう場合もあり、表情筋の過剰な動きをコントロールすることで、このシワを目立たなくさせるのです。
またボトックスには、筋肉の動きを弱めるだけでなく、末端神経の伝達をブロックする効果もあります。
ボトックスの副作用とは?
安全性が高いと言われているボトックスですが、副作用が全くないわけではありません。
ボトックス注射によって、顔の筋肉の動きを弱めてシワを目立たなくさせるのですが、効果が出すぎてしまうと周辺部位の筋力が弱まりすぎて、表情が作りにくくなったりしてしまいます。
表情が作りにくくなると、無表情に見えてしまったり、不自然な表情になってしまったりします。
しかもこの副作用、もしそうなってしまっても対処が出来ないのが難点です。ボトックスの効果が続く3〜6ヶ月は我慢するしかありません。ボトックスの効果が弱まるのをただ待つしかないのです。
またボトックスというよりは注射をすることで、内出血を起こしてしまう可能性があります。
ボトックスは顔に注射する人が多いので、せっかく顔の筋肉をコントロールできても大きな内出血があっては見た目も悪くなってしまいます。
注射したその時には何もなくても、お風呂やサウナに入ったり、激しい運動をすることで、注射した部分が赤くなってきてしまう場合もあります。
ボトックスの副作用には対処できないの?
ボトックスの副作用が出るか出ないかは医師の技術によって大きく変わります。
ボトックス注射の技術で重要なのは「適正箇所であるか」そして「適正量であるか」です。
顔には30種類以上のさまざまな筋肉が入り組んでいるので、少しでも注射する箇所を間違えてしまうと、意図しない部位の筋肉が弱まってしまい、不自然な表情になってしまいます。
またせっかく適正箇所であっても、量が少ないと効果が出なかったり、量が多いと必要以上に筋肉を弱めてしまいます。
せっかくエラ部分にボトックスをしても、効果が強すぎると逆にエラ部分の骨が目立ってしまったりするので要注意です。
内出血に関しても、きちんと経験を積んだ医師であれば、カウンセリングで見たり触ったりすれば、ある程度内出血するかどうかは判別することができます。
ボトックス注射のトラブルの大半は未熟な医師
こうしたボトックス注射で起こるトラブルの大半は「経験の未熟な医師が施術した」ことにあります。
ボトックス注射の施術内容は注射を打つだけの簡単な作業ですが「どこに打つか」「どれくらいの量を打つか」など、適正判断をするのがとても難しいのです。
ですので、ボトックス注射を打つ時は絶対に知識と経験の豊富な医師に施術してもらうようにしましょう。
知識と経験の豊富な医師であれば、ボトックスの副作用やリスクなど、あなたの疑問にも丁寧に答えてくれるはずです。
