血液検査の総コレステロール値(TC)って何?

      2016/06/23


血液検査で気になるのはコレステロール値と中性脂肪ではないでしょうか。

コレステロールには総コレステロール値(TCあるいはT-CHO)、善玉コレステロール値(HDL)、悪玉コレステロール値(LDL)などいろいろあってどれがどういう意味なのか、どれぐらいの数値であればいいのかよくわかりませんよね。

そこで今回は総コレステロール値について説明します。

総コレステロール値 = 善玉 + 悪玉は間違い

総コレステロール値は善玉コレステロール値(HDL)と悪玉コレステロール値(LDL)を足したものだ、という説明をすることがありますが、厳密には違います。

実際、善玉コレステロール値(HDL)と悪玉コレステロール値(LDL)を足すと、総コレステロール値より少ない数字になります。

総コレステロール値は『リポタンパク質』に含まれるコレステロールをすべて足したもの、というのが正解です。

リポタンパク質って何?

コレステロールや中性脂肪は水にとけないので、血液で運べるようにタンパク質と結合したものがリポタンパク質(Lipoprotein)になります。

リポタンパク質の表層にあるのが遊離コレステロール、中心部にあるのが脂肪酸と結びついたコレステロールエステルで、それらの合計が総コレステロール値です。

リポタンパク質の種類

・カイロミクロン(chylomicron、キロミクロンとも)
食事由来のリポタンパク質。90%ほどが中性脂肪で、コレステロールは2~3%ほど。

・VLDL(very low density lipoprotein、超低比重リポ蛋白)
・IDL(intermediate density lipoprotein、中間比重リポ蛋白)
・LDL(low density lipoprotein、低比重リポ蛋白)

肝臓などで合成され、全身にコレステロールを運ぶ役割。

・HDL(high density lipoprotein、高比重リポ蛋白)
主に肝臓と小腸で合成され、全身の余ったコレステロールを回収する役割。

ちなみにこれらに中性脂肪も含まれていて、全て足したものが中性脂肪の値になります。

総コレステロール値はどれぐらいなら大丈夫なの?

従来220mg/dl以上は危険としていたのですが、2007年に日本動脈硬化学会が総コレステロール値を診断基準から外して、LDLが140mg/dl以上が危険、HDLが40mg/dl以下が危険と診断するようになりました。

2014年に日本人間ドック学会と健康保険組合連合会が『新たな健診の基本検査の基準範囲』で大幅に異なる基準を発表して大きな話題になったのですが、基準値について詳しくはこちらをご覧ください。

コレステロールはまさに今現在、医者の中でも意見の分かれる大問題になっています。

患者側の立場で考えると基準値がコロコロ変わると何を信じていいのかわからないですよね。

しかしコレステロール値だけで生活習慣病や動脈硬化の危険性を診断するわけではないので、血液検査の結果を自分で勝手に解釈してはいけません。
こういった医学的な知識を身につけるのは、医師の言うことをちゃんと理解するために必要なのです。

そして診断結果が良くても悪くても、バランスの良い食事、適度な運動、自分に合ったサプリメントを見つけることなどは健康維持に欠かせないことに結局変わりはありません。

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