虚血性心不全とは?突然死を防ぐ方法はあるの?
2016/06/23
タレントの前田健さんの早すぎる突然死によって、虚血性心不全の怖さを初めて知った方も多いのではないでしょうか。
虚血性心不全、あるいは虚血性心疾患とはどのような病気なのか、そして自覚症状や兆候はどのようなものがあるのか、防ぐにはどうしたらいいのかについてご説明します。
虚血性ってどういうこと?
心不全という言葉はよく耳にするのでみなさんもご存知でしょう。
心臓になんらかの問題があって全身に血液を循環できなくなる病気です。
しかし虚血性という言葉は難しくてピンと来ないと思います。
簡単に言えば、心臓に血液が流れないことによって起こるのが虚血性心不全です。
【虚】という言葉は「中身がない。からっぽ。」という意味で、反対の言葉は【実】ですが、虚血性心不全の反対はうっ血性心不全といいます。
うっ血性心不全は心臓に血液が溜まってしまう心不全です。
他にも慢性心不全というものがあり、心臓の働きが弱まり、血液の循環が悪い状態が長期的に続く病気になります。
血液は常に全身を循環しないと人は生きていくことができません。
そのために一番重要なポンプの働きをする心臓がなんらかの原因で働かなくなるのが心不全で、その中でも虚血性心不全は意外と発症する可能性が高いのです。
虚血性心不全になる原因は?自覚症状や兆候はあるの?
虚血性心不全になる原因はほとんどが動脈硬化です。
動脈硬化は老化や血中脂質により血管内が塞がってしまうことで起こります。
動脈硬化になる可能性が高いのが、高血圧、肥満、糖尿病、喫煙などのため、健康に気をつけている人ならある程度予測できるはずです。
不整脈がある場合はかなり危険です。
前田健さんも不整脈があり自覚症状はあったのですが、手術予定日まで心臓が耐えられなかったとのこと。
ただ動脈硬化は最初の頃は痛みもなく、自覚症状も兆候も感じられないので、検査で数値が悪いことがわかっていてもなかなか対処しないままの人が多いことが問題になっています。
ちなみに虚血性心不全になったからといって必ず死に至るわけではありません。
胸の痛みや背中の痛み、呼吸困難や冷や汗をかくといった症状が出たり、突然嘔吐するということがあります。
そんなときは少し休んで収まったとしても、虚血性心不全の可能性がありますので、自覚症状があれば一刻も早く検査して治療にあたってください。
虚血性心不全を防ぐには?
虚血性心不全は動脈硬化を防ぐことが重要なので、薬を飲めばいいとか、手術すれば完治というわけにはいきません。
地味ですが、生活習慣を見なおすしかないのです。
心電図検査や血液検査で危険な状態ということがわかれば必死に対処しますが、初期状態では生活習慣を見なおしてくださいと言われてそのままになってしまうことが多いのではないでしょうか。
バランスの良い食事を摂り、適度な運動をして、タバコをやめて、お酒もそこそこに、という風に出来ればいいのですが、なかなか難しいですよね。
そこで水溶性ケイ素をオススメします。
もちろん水溶性ケイ素を飲んでいれば、それだけで虚血性心不全にならないというわけではないので油断は禁物です。