歩くスピードと握力の低下が認知症のサイン?歩くスピードと握力を維持しよう
2016/11/21
現在、日本では認知症とその予備軍が合わせて約862万人おり、高齢者の4人に1人は認知症になると予想されています。
認知症については世界各国で研究が進められていて、アメリカのボストンメディカルセンターが2012年に11年間もかけて行った調査では、歩くスピードと握力が認知症に関係があることがわかってきました。
平均年齢62歳の2,400人以上を対象に、歩く速度が速い人と遅い人、そして握力が強い人と弱い人が、認知症の発症と関連があるかを調べた結果です。
「試験開始時に歩行速度が遅かった被験者では速かった被験者に比べて認知症が発生する可能性が1.5倍高かった。試験開始時に握力が強かった65歳以上の被験者は握力が弱かった被験者に比べて、脳卒中またはミニ脳卒中(一過性脳虚血発作、TIA)のリスクが42%低かった。この差は65歳未満では認められなかった。」
歩くスピードや握力は普段の生活であまり意識しないので、気を付けないといけません。
歩くスピードは「意識」が大切
競歩をするわけではないので特別なトレーニングが必要なわけではありませんが、歩くスピードを上げるには「意識すること」がとても大切です。
駅までの徒歩も、何も考えずダラダラ歩くのと、意識して歩くのとでは全然違います。
では、どんな部分を「意識」すればいいのでしょうか。
●姿勢
まずは姿勢良く歩くことが重要です。日本人は典型的な猫背なので、しっかりと背筋を伸ばし軸がブレないように歩きます。軸がグラついてしまうようであれば、体幹トレーニングなどで体幹をしっかり鍛える必要があります。
●歩幅を広く
歩幅が1歩10cm変われば、10歩で1mも距離が変わります。
●素早く次の足を出す
「素早く」を意識しすぎて競歩のようになってしまわないように、無理ないペースで足を出していきます。
「姿勢」と「歩幅」が意識できるようになれば自然と足は素早く出るようになり、歩くスピードも上がります。
最強の握力マシーン登場?!
前記事「意外とおろそかにしがち?握力を鍛えてたくましい前腕を手に入れよう」で、握力を鍛えるためのハンドグリッパーが「負荷を変えられないのがデメリット」と書いたのですが、負荷の変えられる握力トレーニンググッズが存在しました(笑)
それがこれ。
IRON AMERICAN スーパーグリッパー!!
まず「負荷が調整できる」というだけで感動してすぐ購入(笑)
amazonで夜22時頃購入したのですが次の日には到着。ここらへんはさすがamazonです。
テニスのグリップテープが付属してきたので「なにかのミスかな?」と考えたのですが、おそらくグリップ部分に巻いて使うんですね(にしては1本しか付いてなくて、片方だけなのかと思ったりして)
バネが3つ付属するのですが、2つ付けるともう握れません(笑)
バネが2つでも最大150kgまで負荷を上げれるので、3つ同時に使うことは確実にありません(笑)
こういった握力トレーニング器具はだんだんバネが弱まってくる消耗品なので「いずれ替える」という意味では有り難いバネ3つですね。
しかし本体が若干脆そうなので、バネを替える前に本体が壊れてしまうような気もしますが…
歩くスピードも握力も継続トレーニングが大事
歩くスピードや握力は普段の生活で意識することが少ないと思うので、日々意識してトレーニングを継続するのが重要になります。
筋トレやスポーツのクールダウンとして歩くスピードを意識してみてもいいし、通勤時間などを有効活用するのもオススメです。音楽を聴きながら楽しく散歩するのも一つの手ですね。
多くの人は最初から完璧を求めすぎて挫折してしまうので、少しずつ身体を慣らして理想のスピード、握力アップを目指しましょう。
