有酸素運動で脂肪を燃焼させるってよく言うけど、ぶっちゃけどういう意味?

      2016/06/23

ダイエットと言えば「脂肪を燃焼させること」が常識になっていますが、「脂肪を燃焼させる」とは具体的にはどういうことなのでしょう。

脂肪とはあぶらのことですし、燃焼とは火を点けて何かを燃やすことですよね。

でも体内の脂肪に火がついて燃えるわけではなさそうな気がします。

「脂肪を燃焼させる」というのは実際は体内でどういうことが起こることなのでしょうか。

燃焼という言葉の意味

燃焼というのは一般的に、何かに酸素が結びついてエネルギーが放出されることを言います。

木を燃やしたり、ストーブをつける場合など、燃料になるものに酸素が結びついてエネルギーが放出されることで熱く、あるいは暖かくなるわけです。

脂肪を燃焼させるという場合でも同じように、脂肪に酸素が結びついてエネルギーが出ることで、身体が動かせるようになるわけです。

ただ燃焼と言っても体内で火がついているわけではないので、本当は「脂肪を酸化させる」と言ってもいいのですが、雰囲気が出ないので燃焼でいいのではないでしょうか。
そのときちょっと温度は上がるわけですしね。

脂肪燃焼のメカニズム

脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるのには以下のような複雑なメカニズムがあるため時間がかかります。

エネルギーが必要な状態になり、脳が脂肪を分解するように命令を出す

命令を受けてアドレナリンなどの「脂肪動員ホルモン(アデポキネチックホルモン)」が分泌される

プロテインキナーゼが活性化される

脂肪を分解するリパーゼという酵素が活性化される

脂肪がグリセロールと遊離脂肪酸に分解される

遊離脂肪酸が血清アルブミンと結合して、血中を移動し身体の組織に運ばれる

血清アルブミンから脂肪酸が遊離して細胞内に取り込まれる

ミトコンドリア外膜でアシルCoAシンテターゼによって脂肪酸が脂肪酸アシルCoAになる

脂肪酸アシルCoAがカルニチンと結合して脂肪酸アシルカルニチンとなり、ミトコンドリアの内膜を通る

β酸化されてアセチルCoAになる

ここでやっと酸化、つまり燃焼が起こったわけですが、実はまだこの後にも問題が起こる可能性があります。

長い道のりを経てアセチルCoAになった脂肪ですが、エネルギーとして消費されずに余った場合、また脂肪酸を合成して中性脂肪を生成するのです。

脂肪が燃焼されるまで複雑なメカニズムがあるということは、時間がかかるだけではなく、どこか一部でも問題が起こればちゃんと燃焼されなくなるということ。

例えば脂肪の燃焼にカルニチンが必要というような話を聞いたことはありませんか?
もちろんカルニチンも重要ですが、それ以外にも様々な条件が整ってはじめて脂肪は燃焼させられるのです。

いかに脂肪を燃焼させるのが大変なことかわかっていただけたでしょうか。

無酸素運動するときはエネルギーはどうやって作るの?

「有酸素運動をすれば脂肪が燃料となって、酸素と結びつくことで燃えてなくなるから痩せるんだ。」ということはわかりました。

でも全速力で短距離を走ったり、重い物を一気に持ち上げるような瞬発力が必要な運動をするときの方が、ゼイゼイと息が切れて、いっぱい酸素を吸い込むようなイメージがありますよね。

それにたくさんのエネルギーを使うような気がしませんか?

実は瞬発力が必要な無酸素運動で必要なエネルギーは、脂肪を燃焼させて作っているのではありません。

嫌気的代謝と言って酸素を使わず、リン酸や糖から素早くエネルギーを作り出すのです。

瞬発力が必要な運動の場合、脂肪を燃焼させるようなメカニズムでエネルギーを作っていたら間に合いません。

身体を鍛えるための運動と、ダイエットや生活習慣病の予防のために脂肪を燃焼させるための運動とは全く違うものになります。

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