スマホの見過ぎが原因? 飛蚊症は放置しておくと危険!
2016/06/23
飛蚊症(ひぶんしょう)という言葉を聞いたことはありますか?
言葉は聞いたことがなくても、実際にはほとんどの人は経験があるはずです。
現代ではパソコンやスマホなど目を使う動作が多くなったことによって、この飛蚊症の症状を訴える人も多くなってきています。
飛蚊症の症状とは
飛蚊症の症状は目の前を幾つかの浮遊物が常に浮いているように見える状態のことを指します。
その浮遊物は透明の糸くずや水玉の影のように見えることが多いようです。
目を動かすと追いかけてくるようなものや、目を動かしていないときでもじわ~っと動くように見えるものがあります。
目を動かしても位置が全く動かないものや、真っ黒に見えるものがある場合は飛蚊症ではない別の病気が考えられます。
飛蚊症は何故起こるのか
飛蚊症は目の中にある硝子体が変質する事によって発症するといわれています。
硝子体の中にはゼリー状の物質が詰まっていますが、目を使っているとその中に活性酸素が発生します。
健康な状態であれば酵素によって速やかに分解され問題ないのですが、それらの処理が遅れたり老化によって組織の働きが悪くなると硝子体の中に固まった水分が出来てしまい、それによって目の前に浮遊物らしきものが見えてしまうのです。
他の原因として、硝子体に空洞が出来てその縁に集まった繊維の影が映っているだけの場合がありますが、これは全く気にする必要はありません。
加齢によって自然に起こる飛蚊症もあります。
歳を取ると硝子体がしぼんで網膜から剥がれます(後部硝子体剥離)。
そのとき今まで網膜とくっついていた膜の部分が網膜に映って見えることから、急に影の濃い飛蚊症が発症するのです。
ただそれだけであれば時間とともに薄くなっていきますが、硝子体が網膜から剥がれるときに網膜を傷つけて網膜剥離や網膜裂孔が起こることがあります。
飛蚊症は放置していても大丈夫なの?
現在でもその治療法は特に確立されておらず、病院に行ったとしても明確な治療法が示されることは無いでしょう。
実際、飛蚊症のほとんどは何もしなくても問題はありません。
飛蚊症だと思って放置していたら他の大きな病気だったということの方が怖いのです。
飛蚊症と間違いやすい重大な病気
- 硝子体出血
- 網膜剥離
- 網膜裂孔
- ぶどう膜炎
- 血管新生緑内障
念のため飛蚊症がひどいときは、上記の様な他の病気の可能性がありますので検査をすることをオススメします。
検査をして「問題がない普通の飛蚊症なので気にしないでいい」と言われても、目の前にずっと浮遊物があることはストレスになりますよね。
なんとか少しでも飛蚊症の症状を緩和することは出来ないのでしょうか。
飛蚊症を予防するにはケイ素
飛蚊症を予防にするには酸化物を除去し、また紫外線を余り受けない様にすることが大切です。
また直接目や目に集まっている血管を強くするためにケイ素を使うという方法もあります。
最近美容や糖尿病の防止等、健康の観点からも支持され始めているケイ素ですが、口から取り入れる方法と目薬として使用する方法、どちらも効果が出ているという声も上がってきています。
硝子体出血や網膜剥離、血管新生緑内障を引き起こす原因となる糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などにもケイ素は効果があると言われていますので、健康維持のためにケイ素を取り入れてみるのはいかがでしょうか。