塩抜き?水抜き?格闘家の減量から学ぶダイエットのコツ

      2016/11/21

※格闘家は計量が終わると水分や食事によって体重を戻すので、「ダイエット」と「減量」は別物であることをまず覚えておいてください。

格闘家は規定の体重を満たすために減量をします。通常規定の体重は試合の前日に計量をするので、前日計量のタイミングで規定の体重に合わせます。

そして計量が終わると水分や食事によって体重を戻すので、通常のダイエットと減量は別物であることをまず覚えておいてください。

昔のボクシングマンガでは「計量まで何日も食事も水も摂らない」などの減量が描かれていたりしますが、最近の格闘家でこんな減量をしている人はいません。

そんなことをしては体脂肪だけでなく筋肉量まで大幅に削ってしまいますし、試合当日にパワーも出ません。

格闘技の計量を見ると、みんな脂肪を落としてもかつ筋肉量は維持し、かつ試合では最高のパフォーマンスを発揮していますよね?

では格闘家はどんな減量をして計量に臨んでいるのでしょうか。

減量ってどうやってするの?

減量は「どれくらいの期間で落とすか」でスケジュールが変わってきます。

短い人は1週間くらい、長めに期間をとる人は2ヶ月くらいの期間で減量をするのですが、おおむね減量の流れは同じです。

食事制限+有酸素運動

まずは炭水化物カットなど、食事を少しずつ制限するのですが、人によっては「集中力を欠く」ということで最初はあまり制限しない選手も多いです。

次に有酸素運動ですが、こちらも「筋肉まで削ってしまう」ということであまり有酸素をやらないという選手もいます。

ちなみに減量を開始すると大量の水を摂取します。目安としては1日2リットル以上は飲みましょう。
「減量するのに水飲むの?」と思う方もいるかもしれませんが、水分を抜くのは最後の最後だけです。

水をたくさん飲む理由は2つあって、1つ目は「汗をかきやすくする」ためです。2つ目は余計な老廃物を出して「身体を循環させる」ためです。

減量の方法は十人十色なので、自分の身体と相談しながら経験を重ねていくのが一番です。

塩抜き

よく暴飲暴食して次の日にむくんだという人がいますが、あれは体内の塩分が水分とくっ付いて体内に水分を溜め込んでいるのです。

減量では計量直前に一気に水分を抜きたいのですが、身体に塩分があると水分が身体から出てくれません。ですので最後に水分をしっかり出すため、事前に塩分を抜いておく必要があるのです。

スーパーやコンビニの食品の成分表示を見ると「ナトリウム」の記載がありますが、このナトリウムをできるだけ排除し、身体から塩分を出していきます。

塩抜きは大体計量の一週間前くらいから行います。
この間にも「食事制限+有酸素運動」や水分補給はしっかり行います。

また、身体に入る栄養が制限されてくると筋肉が削られていきますので、タンパク質の摂取量は普段より多い方がオススメです。

水抜き

最後に水分を抜くのですが、人によっては前日から水抜きを行うのですが、これはかなり危険ですので、上級者以外は「当日のみ」水抜きを行いましょう。

水抜きの方法はサウナスーツでランニングやトレーニングをしたり、実際サウナに入ったりします。

上下サウナスーツを着てサウナに入ったりする選手もいるのですが、「サウナスーツ着用をOKしているサウナ」がどこにあるのかは知りません(笑)

知り合いのボクサーはサウナにペットボトルを持って入り、ガムを噛みながらペットボトルに唾を出して水抜きを行っている人もいました(笑)

また筋肉量があると代謝も良いので、そこまで激しく運動しなくても勝手に体重が落ちていきます。

減量に慣れている格闘家は、その経験則から計量日にどれくらい落とせるのか自分でも把握しているので、計画的に落とすことができます。

すべては経験です。

格闘家の減量から学ぶダイエットのコツ

減量は一時的に痩せさせるだけのものです。

しかし減量の方法はダイエットにも役立つ情報がいっぱいあります。

炭水化物を制限したり、有酸素運動を増やすのはもちろん、「水分をたくさん摂取して身体を循環させる」などは、日常のダイエットに十分取り入れることができます。

ただ「塩抜き」や「水抜き」は通常のダイエットと違うだけでなくかなり危険なので、「結婚式に合わせてバッチリ痩せたい」などの特別な時だけ、専門家の指導のもとチャレンジしてみてください。

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